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1990年以降の私が見た不動産業について

このカテゴリは、不動産業についてサラリマンから現在まで22年間で私が感
じたことを書いてみました。

私が不動産業の会社に入社した時期はバブル崩壊の時期で1991年でした。
1980年代後半から1990年後半にかけては、地価の高騰などにより、
大型の不動産開発や売買などが活発に行われていました不動産バブルの絶頂期
でした。

この時期の不動産会社は、賃貸管理という業務を主要な業務として考えていな
かったので、賃貸物件が空いたときに入居斡旋を行う程度の業務でした。
その中でな九州では福岡県の㈱不動産情報センターなどが積極的に賃貸管理業務
とそれに関連する浄水器リースなどの事業を積極的に取り組んでいました。

1990年以降賃貸管理を主な業務とする不動産会社が増えてきました。そのための
セミナーや講習会、実務研修など盛んに開催されていました。
不動産にかんするコンサル会社の業務支援なども行われるようになり、賃貸管
理業が重要視されてきた時期でした。
バブル期から賃貸管理業を行ってきた不動産業者は、今でも地域の一番店として
安定した経営基盤を持っています。

私も90年代から賃貸管理業務に携わってきましたが、特に2000年ごろから賃貸業
に関して、アパマンなどフランチャイズの店舗や支店展開してする不動産会社も
増えてきました。さらに、ネットによる入居支援のサイトも増えてきて、小さな
不動産会社にとっても営業の環境は整備されてきました。

それに伴い、不動産会社の開業も増えてきて競争も激化してきています。
さらに、建築会社の新築賃貸物件の建築も増えており、企画から設計施工、賃貸
管理までもやるようになり特に大手の大東建託、東建コーポレーション等の
アパート建築の増は今までにない勢いがあり、消費税アップなども重なり賃貸
市場は拡大しています。最近はテレビコマーシャルに不動産会社やアパート建築
業者も多くなってきています。

近い将来、この賃貸市場が冷えてきたときに、本当の競争が訪れそうです。
その中で不動産業は、地域零細企業として地域に必要とされ、地域と共に成長
していく産業だと考えています。

個人の知識や経験さらに問題解決能力など慣習や地域性を総合的に判断できる
人間力が重要な業種で、そのために、地域アドバイザーとして安心と信頼を重
んじた業を営むことができるのが不動産業だと考えています。
今でも不動産業界は零細企業又は自営業者多い業界ですが、今後チェーン展開
の企業(フランチャイズも含む)とエリア限定で地域密着型の個人会社に振り
分けられていくと思います。
多店舗展開ができるかできないかは不動産業として業績を伸ばすうえで重要な
要素になると思っています。

店舗展開とエリア限定地域密着の個人会社については次で述べさせていただきます。


Posted by 有馬良一 at 2013年05月20日   17:04
Comments( 0 ) 不動産業の現状
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